シンガポール最強ナンパ師宣言。

自分時価総額を上げるライフスタイルを目指して

UKのEU離脱についてロンドン出張で思ったことなど

みなさん、こんにちは。

シンガポール最強ナンパ師です。

 

6月中旬に、ロンドンに出張で1週間ぐらい行ってきました。

 

日曜朝の羽田発のフライトで、日曜昼のHeathrow 空港着。

タクシーでLondon Bridgeのホテルまで移動。ホテルのTVではBBCでUKのEU離脱投票のネタで持ちきりでした。

事前調査では離脱派が60%を超えており、残留派の人も半ば諦めムード。

少し頭のいい日本人なら、否、少し頭のいい地球にいる全ての人間は残留する方が望ましいとの見解があります。当然です。

ロンドンはグローバル金融の中心地で、カネが集まる街です。それすなわち人が集まる街であり、その大部分はEU加盟国であることに依存してます。EUの繁栄にコミットしているからこそ、金融がしやすいような法整備もあり、金融機関、法律事務所、コンサル、その他多くの機関や法人がロンドンに集中しています。

ロンドンの機能とは、欧州以外の全ての国と、EUを繋げる橋渡し役なのです。

要するに世界⇄UK⇄EUのポジショニングだからこそ価値があるのです。

 

ここでもしUK⇄EUの機能が崩壊されたとしたら、どうなるでしょうか?

橋としての価値は全くなくなります。Hub機能が崩壊するのです。

 

本当にそんなことが起こるのか半信半疑でしたが、事態は急変します。

なんとEU残留派の代表格であったJo Cox議員が公衆の面前で惨殺されてしまうのです。

 

www.huffingtonpost.jp

 

犯人は極右思想の男で、"Britan First(英国第一)"と叫び、議員を殺します。

この事件により、EU離脱=極右としての認識がUKを覆い包みました。

そして離脱派の一部は残留派に転じました。

 

僕はこの事件を契機にUKの人々がまともな考えをすることを確信しつつ、日本に戻りました。

しかし投票直前の調査では残留と離脱が50%:50%となりました。

 

そして6月23日の投票の結果は離脱(Brexit)となりました。

 

本当にバカな選択だと世界中の人が思いました。

 

なぜUKはそんなバカな選択をしたのか。

それは労働者階級(バカな貧乏人)が圧倒的多数だからです。

 

英国というのは階級社会であり、明確にそれが分けらておます。

 

Upper Class(1%の上流階級):

王室、貴族、地主、資産家など。 オックスフォード大学ケンブリッジブリッジ大学に進学(東大/慶応)。

 

 

Middle Class(24%の中流階級):

ホワイトカラー。フツーの大学に進学(MARCHレベル?)。

 

 

Working Class(75%の労働者階級) :

英語でいうとブルーカラー、ドイツ語ならプロレタリアート、日本語ならフリーター階級や派遣社員階級のこと。基本は高卒。

 

 

 

この圧倒的多数の労働者階級及び脳みそが腐った老人に投票権を与えたが為に、

UKはEU離脱という最も悪手を選択したのです。

 

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ジャッック アタリの『21世紀の歴史』という本から引用しますと、

"金融の中心地としての破綻は、「中心都市」の終焉を告げる"

 

 ジャック アタリは予言者ではありません。ただ単純に資本主義における過去の傾向から資本主義の原理原則を述べているにすぎません。

もちろん例外はあるかもしれませんが、99%の確率でそうなるということです。

例えば大阪がオワコンになったのは、大阪から金融がなくなったからです。

それにより頭のいい人材は脱関西をしました。

 

この金融の重要性にロンドンのエリート層は直感的に、あるいは資本主義の歴史を勉強して理解してます。

既にロンドンの一部で独立の運動も始まっています。

 

 

そして、日本米国大量のバカ国民(残念な有権者)を抱えているので明日は我が身と戦々恐々としています。

 

ただ一人だけ、このBrexitを喜ばしく思っている人がいます。

それは、Putinです。

 

 

 Putinとは食えない男です。

彼が他国のことに言及する場合、その全てはその国を弱体化させるもになる。

彼はUKのBrexitは当然だと言っています。それ即ち、BrexitはUKが絶対にやってはいけなかったことを意味しますです。

 

www.nikkei.com

 

UKと日本の距離は遠ざかるかもしれませんが、

その分、ロシアなどの別の国と距離を縮めないといけません。

 

 

 

知らんけど。